トムソン型とは、ベースであるベニヤ板や樹脂板にレーザーで溝加工を施し、その溝と同じ形状に曲げた鋼の刃物(トムソン刃)を埋め込んだ型です。
最近では、レーザー加工機や自動刃曲げ機をCADにより制御することが可能になり、これまでよりも高精度の型の作成が可能になりました。 また、金型に比べてコストが低く、製作日数も短いため、打ち抜き加工の分野では、試作~量産まで幅広く使用されています。そのほか、継ぎ目がなく、精度が高いピナクル型(鋼を溶かし、刃物をシャーピングさせた腐食刃による型)や彫刻刃(マシニング機を用いて造った型)など、木型では加工困難な細かな形状や、継ぎ目を嫌う材料や薄い製品については、こちらが適しており、木型との複合型なども製作可能になっております。
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はさみやカッターナイフなどで切ることが出来る比較的軟質な素材の加工に適しております。
フィルムやシート、ゴムパッキンなど工業用部品、電子部品、自動車部品などの打ち抜きに幅広く利用されています。 大量に生産されるものが海外にシフトする中で、多品種小ロットに向いている低コストで短納期の加工に向いています。 |
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硬質の樹脂板(厚み1mm以上)や金属の加工(金属箔なら可)などのはさみで切れない素材の加工は適しておりません
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アニメのキャラクターなどの複雑な形状のものは、トムソン型の作成が難しいので基本的には出来ませんが、対象箇所のデザイン等の修正をご検討頂ければ可能性はございます。
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![]() ご依頼頂いた打ち抜き加工に必要なトムソン型を手配します(トムソン型メーカーで製作)。図面や現物、なければ手書きのラフ図からでも対応致します。打ち抜く素材に応じた設計やベース材・刃種の選定し、ロット数に応じて適切な丁付をおこないます。 |
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![]() 支給材であれば、事前に教えて頂いた材料の規格サイズとご依頼の製品数に応じて計算した必要材料数を支給お願い致します。弊社の調達の場合、すみやかに必要数を手配致します。通常在庫品であれば、入荷を待たずに加工に着手できます。 |
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![]() 打ち抜き加工をする機械に適したワークサイズに材料を大断ちしていきます。この前後で複数素材の貼り合わせや、両面テープの貼り合わせなども行います。 |
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![]() 前工程で切りそろえた材料を機械で打ち抜き加工を行います。素材や製品の形状、仕上げ方法に応じて、加工する機械を選定します。トムソン型(木型)もこの段階で機械に設置して使用します。単純な打ち抜きにとどまらず、ハーフカットや複数工程を経て部分的にテープを貼るような複雑な加工も致します。 |
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![]() 打ち抜き加工が終わったものの不要な部分を取り除いたり(カス取り)、組立・アッセンブリー(あくまで打ち抜き加工の絡むもの)などをおこない、最終製品を一定数量で袋詰めをして、納品致します。検査もこの段階でおこない、不良品の流出を防ぎます。 |
コストが低く、製作日数も短いため、トムソン型で打ち抜きが可能な素材であれば圧倒的にオススメします。
はさみやカッターナイフなどで切ることが出来る比較的軟質な素材が対象になります。硬質の樹脂板(厚み1mm以上)や金属の加工(金属箔なら可)などのはさみで切れない素材の加工は適していません。
得意とする範囲は1プレスで500mm(幅)×400mm(流れ)の中に入るサイズになります。テーブル送りの順送機を得意としておりますので、可能な材料シートサイズとしては、600mm(幅)×1100mm(流れ)になります。
可能です。ただ、ロットの大小にかかわらず、どうしてもトムソン型を製作することになりますので、数量が多く、リピートがあるほど、イニシャルコスト(トムソン型の費用)分が安くなります。
また、幅広い素材の加工が可能で、対応可能な素材数は業界トップクラス。
軟質素材の打ち抜きに関してはぜひエムツープレストにお任せ下さい!
文章よりも写真で見て下さい!いままでの実績をご紹介しています。トムソン打ち抜き専門工場から羽ばたいた加工品たちです。弊社の今までの実力を見てください。